兔子和太郎
来源: wawj | 更新日期:2015-07-13 17:07:07 | 浏览(18)人次
むかしむかし、ある山おくに、おじいさんと孫の太郎がすんでいました。 二人の家のすぐそばのささ山には、人をだましてはよろこぶ、わるいウサギがすみついています。 そのころは、ウサギのしっぽは長くて大きなものでした。 ウサギは、この大きなしっぽをじまんにしています。 ある日のこと、山へ出かけるおじいさんが、太郎にいいました。 「山さいって、ひとはたらきしてくるかのう。太郎、夕方にはかえってくるで、おかゆでもにて待っててくれろ」 「うん」 太郎はおじいさんを見送ると、おかゆを作るために、なべをあらいはじめました。 その音に、ウサギが気づき、 「おや? なべを洗っているのか、ということはめしを作るんだな。じゃあ、めしができるまでねて待つか」 そういうと、ウサギはゴロッと横になり、グーグーひるねをはじめました。 さて、夕方。 おかゆもできあがり、いいにおいがしてくると、ウサギの鼻がピクピクピクッと動き、パッとはねおきて太郎の家へ走っていきました。 そして太郎にいいました。 「太郎、なにしてるだ?」 「おかゆをにてるだよ」 「うまいんか、そのおかゆってのは」 「そりゃあ、うめえさ」 「なら、ちょびっと食わせてくれや」 「だめだめ、じいさまにおこられる」 「ちょびっとだ、ほんのちょびっとだけだ。おら、おかゆってのを食ってみてえ。ねえねえ、ねえったら」 ウサギがあんまりしつこいので、太郎はしかたなく、 「じゃあ、ほんのちょびっとだぞ」 と、なべをウサギにわたしました。 ウサギは、うれしそうにおかゆを食いはじめ、 「あち、あち、あちいがうまい、いやあ、うまい! じつにうまい! ああ、うまかった。さようなら」 ウサギはなべをかえすと、あっというまに山へ帰ってしまいました。 太郎がなべの中を見ると、なんと、からっぽです。 こうしてウサギは、人のいい太郎をだまして、おかゆをみんな食べてしまいました。 おじいさんが帰ってくると、太郎はなべをかかえたまま、ションボリしています。 「太郎、おめえ、なにしてるだ?」 「あっ、じいさま。ウサギにおかゆを食われちまっただ」 これには、おじいさんもガッカリです。 よく朝、おじいさんは、山へ出かけるまえに太郎にいいました。 「太郎、きょうは、ウサギにおかゆを食われるでねえぞ」 「うん、だいじょうぶだ」 太郎は、きょうこそおかゆをたらふく食おうと、はりきって作りはじめました。 そしてタ方。 「ウサギがきたって、もうぜったいにやんねえぞ!」 ところがまた、ウサギがきました。 「あっ、おめえのおかげで、きのうはひどいめにあったぞ。とっとと帰れ!」 するとウサギは、まじめな顔をしていいました。 「そんなこといってる場合じゃないぞ。おまえのじいさまがな、山でたおれておったど」 「えっ! ほんとうか? そりゃあたいへんだ!」 太郎はビックリして、なにもかもほうりだすと、山ヘ走っていきました。 その後ろすがたを見送りながら、ウサギはニンマリ。 「ウッヒヒヒヒ、うまくいったぞ」 いっぽう、ひっしで山をのぼっていった太郎は、ちょうど山からおりてくるおじいさんと出くわしました。 「これ太郎! どこいくんじゃ?」 元気なおじいさんを見た太郎は、ようやくだまされたことに気づきました。 「しまった!」 おじいさんと太郎が大いそぎで家へもどると、からっぽのなべがころがっています。 またウサギに、ごはんを食べられてしまった二人は、お腹のすいたまま、ふとんにもぐりこみました。 そしてつぎの日、太郎が、「きょうこそは!」と、おかゆをにていると。 「太郎さん」 「またきたなっ! もうかんべんならねえ、ウサギじるにしてやる!」 人のいい太郎も、さすがにすごいけんまくです。 するとウサギは、 「ま、待って。きょうはあやまりにきただ。すまん、すまん」 と、しんみょうな顔をして、ペコペコと頭を下げます。 そんなウサギを見て、こころのやさしい太郎は、 「よし、ゆるしてやるから、とっとと山へ帰れ」 「いや、それではおらの気がすまねえ。じいさまにこれをやってくれ。これは不老長寿(ふろうちょうじゅ)の薬じゃ」 そういうと、ウサギは太郎に竹づつを手わたしました。 「ふろうちょうじゅって?」 首をかしげる太郎に、ウサギはいいました。 「おめえ、じいさまに長生きしてほしいだろ。これは、長生きの薬なんじゃ」 「ほんとうか?」 「でも、この薬は、すぐになべでにないときかんよ」 「なべ? おまえ、うまいこといって、またおかゆを食うつもりじゃろう」 「なにいってんだ。じいさまに長生きしてほしくねえのか?」 「そりゃあ、長生きしてほしいが」 「それ見ろ、さあ、おらがなべをからっぽにしてやるで、早くその薬をにろや」 そういうが早いか、ウサギはまたまた、おかゆをたいらげてしまいました。 おじいさんが山から帰ってくると、太郎はうれしそうにそのことを話し、さっそく、なべでにた薬をちゃわんについで、おじいさんにさしだしました。 「さあ、じいさま。これ飲んで長生きしてくれろ」 「うん? なんだか、ヘんな色合いじゃのう。それに、においも少々」 と、首をかしげながら、一口飲んだとたん、おじいさんははき出しました。 「うえ~っ! なんじゃ、こりゃあ! ウサギのしょんべんでねえか!」 ついに、おじいさんのかんにんぶくろの緒(お)が切れました。 「太郎! まきを切るナタもってこい! ウサギのやつ、ひどいめにあわせてくれる!」 ウサギは、すごい顔でやってきたおじいさんを見てビックリ。 あわててにげだしました。 「待てっ! えいっ! とうっ!」 ナタをふりまわしながら、おじいさんはウサギをおいますが、ウサギのすばしっこいこと。 あっちへピョンピョン、こっちへピョンピョンにげまわり、ふりむいては、おじいさんをからかいます。 「やーい、じいさま、年じゃのう。くやしかったらつかまえてみろ」 「いわせておけば、いいたいことをいいおって! これでもくらえっ!」 おじいさんは、ウサギめがけてナタをなげつけました。 ウサギはピョンとはねて、ナタをよけましたが、長いしっぽだけはよけそこない、スパッ! と切れてしまいました。 「・・・ああっ! いてっ! いてっー!」 しっぽをきられたウサギは、あまりのいたさに山じゅうを何日も何日も、なきながら走りまわりました。 そのため目は赤くなり、いつのまにか、前あしと後ろあしの長さがちがうようになってしまいました。 それからだそうです、ウサギのしっぽが短くなったのは。 |
课程名称 | 有效期 | 课时 | 原价 | 优惠价 | 试听 | 购买 |
240天 | 80节 | 370.0元 | ||||
240天 | 75节 | 480.0元 | ||||
关闭查看课程有效期
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155节 | 590.0元 |
关闭
试听课程
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360天 | 243节 | 590.0元 | ||||
关闭查看课程有效期
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398节 | 840.0元 | ||||
240天 | 96节 | 498.0元 | ||||
240天 | 96节 | 498.0元 | ||||
关闭查看课程有效期
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192节 | 898.0元 | ||||
60天 | 19节 | 198.0元 | ||||
240天 | 60节 | 500.0元 | ||||
120天 | 37节 | 398.0元 | ||||
150天 | 15节 | 258.0元 | ||||
150天 | 18节 | 358.0元 | ||||
关闭查看课程有效期
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52节 | 498.0元 |
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试听课程
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