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日语阅读:古文の読み方

来源: 万语网 | 更新日期:2007-08-21 18:16:28 | 浏览(227)人次

  一、古文を解く鍵

  1、古文はどのように書かれているか古文が、わかりにくいなあ、と感じられるとしたら、それは第一に、古文の中には、語句の一部を省略することがあるからではないか、と思います。

  現代文でも、「きみ、行く?」

  「わたし、それ、知らないわ。」

  と簡略な言い方をすることがよくあり、それと同じことなのですが、古文のなかで簡略な言い回しをされると、われわれにはすぐに文の意味をとることができなくて、困ったりするのです。

  「きみは、行くのか?」

  「わたしは、それを、知らないわ。」

  といえば、はっきりした言い方です。それを簡略な言い方にすると、それだけ親しみのこもった、くだけた表現になります。古文も同じです。古文は親しみをこめて、読者に語りかけるようにしてかかれています。それがときに語句の一部を省略したりする原因になります。

  簡単な語句の省略の問題からはいってゆくのですが、その前に、古文の表記のことに、ちょっとだけ、ふれておきましょう。古文の生きた実例を味わいながら学習してほしいので、やや長めのようですが、例文をかげることにします。

  「土佐日記」の一節です。これを読んでみましょう。

  あるひと、あがたのよとせいつとせはてて、れいのことどもみなしをへて、げゆなどとりて、すむたちよりいでて、ふねにのるべきところへわたる。かれこれ、しるしらぬ、おくりす。 (「土佐日記」発端)

  ひらがなばかりでかかれていて、読み取るのがめんどうですか。この「土佐日記」は、きわめて珍しいことなのですが、これを書いた紀貫之というひとが、どんな字を使って書いたか、どのような仮名遣いを用いたかということまでほぼわかっていて、それによるとほとんどがかな書きから成っている右のような表記でした。(もっとも、古文のかかれた時代には、ひらがな表記の場合、濁点も句読点もありませんでした。だから右の例文から濁点と句読点とを取り除くと、紀貫之の書いた原文にもっと近づきます。試して御覧なさい。)

  仮名遣いは歴史仮名遣いです。古文は歴史仮名遣いで表記されます。

  ひらがなばかりで書かれると、小学校一年生の書いた文章のようではありませんか。そのとおり、ひらがなが使われるようになって、まだ五十年ほどしかたっていないころの文章なのです。ひらがなが使われる一千年の歴史からみると、まだできたての、ちょうど人の一生でいうと文字を習い始めた小学校一年生に相当します。われわれのこれから学ぶ古文は、小学校の児童がうんうんうなって一生懸命書くように、苦心して、精いっぱい書いたものばかりです。ぜひ、いたわって、いつくしむように読んでやりたいと思います。

  ひらがなばかりではなく読めないや、という読者のために、教科書に出てくるような表記で左に書き出してみます。

  ある人、県(あがた)の四年五年(よとせいつとせ)果てて、例のことども皆し終へて、解由(げゆ)などとりて、住む館(たち)よりいでて、船に乗るべき所へ渡る。かれこれ、知る知らね、送りす。

  漢字をあてると、もう小学校高学年ぐらいの文になりました。これから学ぶ古文の表記はだいたいこのような程度のものです。知っている漢字ばかりが使われています。さて、この古文は、現代文とどういうところがちがっているのでしょうか。直訳を施してみましょう。

  ある人が、地方勤務の四年五年が終わって、例のことどもを皆し終えて、解由状などを取って、住んでいる官舎から出て、船に乗るべき所へ渡る。あの人この人、知っている人知っていない人が、送りをする。

  現代文に移し替えるだけ、という、文字どおりの直訳をしてみたところ、日本語ですからぴったり重なると思ったのに、どうしてもはみ出すところが現代文に出てきました。

  ある人が、地方勤務の四年五年が終わって、例のことどもを皆し終えて、解由状などをとって、住んでいる官舎から出て、船に乗るべき所へ渡る。あの人この人、知る人知らない人が、送りをする。

  右のゴチック体(太字体)のところが、現代文にするさいに補った箇所です。試みにこれらを取り除いて読むと、つぎのようになります。

  ある人、地方勤務の四年五年終わって、例のことども皆し終えて、解由状など取って、住む官舎から出て、船に乗るべき所へ渡る。あの人この人、知る知らない、送りする。

  右の現代文の意味はたしかに通じます。しかし文章としては、くだけた、どちらかという幼い感じの言い回しになっています。これと似たような感じの言い回しは、われわれ現代人の身の回りにもあるのではないでしょうか。最初に述べた、「きみ、行く?」「わたし、それ、知らないわ」というのがそれです。談話のなかにはよくある言い回しなのです。親しいもの同士の会話は、たいてい、こんな省略の文体でしゃべっていて、けっして不自由を感じることはありません。

  古文には、会話文もあれば、地の文もあります。会話文が談話の文体で書かれていても、不思議はありません。しかし右に挙げてきた「土佐日記」の引用部分は、会話文でなく、明らかに地の文です。地の文であるのに、談話の文体にきわめて近いものになっている。

  ここがとてもたいせつなところなのでよく記憶してほしい出発点ですが、古文は会話などの、談話の部分はもちろんのこと、地の文もまた、話すように、話し言葉の口調ですなおに書き表されていることが多いのです。

  これが古文の書かれ方の第一に重要な点です。

  この古文が話し言葉のように書かれているということは、これからおはなしする主語の省略や、敬語の問題にかかわってゆきます。

  「土佐日記」の例文のような、平安時代の散文をどのように現代語訳したらいいかということですが、とにかく古文を理解しようとすれば、現代語訳というものはきわめてたいせつなものです。あまりにたどたどしい直訳は読みにくいし、古文を理解したことにもならないでしょう。現代語訳は、省略されていた古文のなかの語句やことがらを適当に補って、意味や内容がすらすらとわかるようにするものです。

  「土佐日記」の引用部分を、直訳よりももう少しふくらました現代語に直しておくことにしましょう。

  ある人が、地方勤務の四年か、五年の任期が終わって、おきまりの事務をすべてし終えて、解由状などを受け取って、住んでいる官舎から出て、船に乗るはずになっている所へ渡る。あの人この人、知る人知らない人みんなが見送りをする。

  現代語訳は正確であることが優先されるので、なかなかすらすらいかないことも多いと思いますが、皆さんも現代語訳を試みるようにしてください。なお現代語訳のことを口語訳ともいいます。

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