日语报刊选读109
来源: 万语网 | 更新日期:2007-08-22 15:48:11 | 浏览(151)人次
「(携帯電話網上のトランシーバ機能である)Push-to-Talk技術については,大いに関心を持っている。米国であれだけ成功しているサービス事例であり,NTTドコモも方向性としてはやりたいと考えている――」。2004年6月18日付でNTTドコモの社長に就任したばかりの中村維夫氏が,同月21日の社長会見でこう語気を強めた。 中村氏が示した経営方針は,基本的には,前社長で今回同社の相談役に就任した立川敬二氏の路線を踏襲したものだ。NTTドコモの置かれている現状について厳しい見方を隠さない。「設立から現在までの13年間,一貫して成長路線を歩み続け,2003年度(2004年3月期)も過去最高の売上高を達成した。しかし2004年度はNTTドコモとして初の減収減益を予想している。株価も現状では(株主に対して)申し訳ないほど低い水準だ。今後は携帯電話サービスの累積加入数が飽和するし,定額制の導入などでトラフィック依存型の事業モデルだけに頼ることも難しくなっている」。 100億円規模の「小粒事業」を積み重ねる こうした現状に対して,中村氏は大きく分けて3種類の解決策を打ち出した。(1)非接触ICカード「FeliCa」機能付きの携帯電話機を投入するなど,生活に不可欠な機能やサービスの充実により新たな成長を目指す,(2)サービス開始から4年が経過した第3世代携帯電話(3G)サービス「FOMA」の普及をさらに加速させ,PDC方式からの買い替えを促す,(3)料金や端末からネットワークの品質,アフターサービスに至るまで,各チャネルにおける契約者からの顧客満足(CS)を高める,である。 こうした取り組みが容易でないことは,中村氏自身も承知している。会見でも「「iモード」のように,1兆円を超える事業規模となるようなサービスは今後,望むべくもない。100億円単位と比較的小規模な事業規模のサービスであっても,これらを積み重ねることで増収増益への原動力としたい」と語っていた。 冒頭に記したPush-to-Talkは,こうした新サービスの具体案として中村氏の脳裏に鮮明に描かれているものだ。将来これが実現できれば,携帯電話機の買い替えやサービス料収入を含め新たな収益源となる可能性を秘めている。 課題は技術面より国内需要の掘り起こし Push-to-Talkサービスの導入に必要となる技術的な課題,すなわち同機能を実装した携帯電話機の開発や通信網の改造などは,それほど難しくなさそうだ。なぜなら,複数のネットワーク機器メーカーが,既にPush-to-Talkサービスを提供する際に必要となるソフト?スイッチなどの設備一式をシステム製品として用意しており,これらの設備を導入すれば,比較的短期間でPush-to-Talkサービスを展開できるためだ。 携帯電話サービスの通信網は,2種類に大別できる。第1に,米Sprint Corp.や米Verizon Communications Inc.,そしてNTTドコモのような,一般の公衆回線網の延長線上にあるもの。そして第2は,米Nextel Communications, Inc.のような,MCA無線の応用型に当たるものである。無線通信に詳しいある技術者は,日経エレクトロニクスの取材に対し「Push-to-Talk サービスを導入するのが最も容易なのは後者だ。そもそも通信網の要素技術がPush-to-Talkに似ているからだ。前者のタイプも後者に比べれば,サービスを提供するサーバの新設などに,準備期間やコストが多くかかる。それでも,ネットワーク機器メーカーのシステム製品を活用すればPush-to- Talkサービスの実施は難しくない。Sprint社やVerizon社がNextel社に追随して,相次いでPush-to-Talkサービスを始められたのも,こうした製品を活用したことが背景にある」と解説する。 問題はむしろ,契約者に対する訴求の点にある。中村社長は会見の中で,商用サービスの展開時期について「開発に時間がかかるので,いつ提供するとは言えない」としている。これについて前出の技術者は,「日本の通信事業者も,業務用であればPush-to-Talkの需要はあると思っているようだ。しかし業務用だけではせいぜい数十万契約の需要しか生み出せない。事業として成立させるには,一般消費者に向けた魅力的なサービスを展開し,数百万の契約を獲得する必要があるだろう」と分析する。 Push-to-Talkに新たな付加価値を追加し,一般消費者を取り込んだ裾野の広いサービスを日本で実現することができるか。この解答にNTTドコモがメドを付け,日本でのPush-to-Talkサービスの開始を高らかに謳う時こそが,中村新体制の真のスタートと言えるかもしれない。 译文对照: “我们十分关注(基于手机网络的移动对讲功能)Push-to-Talk技术。使用该技术的服务已经在美国获得成功,我们也准备朝这一方向发展”,刚于2004年6月18日就任日本NTT DoCoMo社长的中村维夫在6月21日举行的记者见面会上特别强调说。 中村提出的经营方针基本上沿续了前社长立川敬二(被董事会任命为NTT DoCoMo顾问)的路线。在记者见面会上,中村直截了当地发表了对NTT DoCoMo现状的看法:“公司成立13年以来,业绩一直稳步增长,2003年(2004财年)的销售额更是创下了历史最高记录。不过,估计2004年度 NTT DoCoMo将首次出现减收减益。股价也降跌至无法向股东交待的低水平。今后,手机服务的累积用户数量将趋于饱和,通过采用定额制等手段、单纯依靠通信量的业务模式已经越来越难以为继。 从100亿日元的”小业务“做起 针对现状,中村提出了三大解决对策。(1)向市场投放附带非接触IC卡“FeliCa”功能的手机等,通过完善生活中所必需的功能和服务来实现新的增长;(2)进一步加快已开通4年的第三代手机(3G)服务“FOMA”的普及,吸引更多的用户放弃PDC、使用FOMA;(3)从服务费、手机到网络的质量和售后服务,全方位提高用户满意度(CS)。 做到这些并不容易,这一点中村自已也很清楚。不过,中村在记者见面会上表示:“今后不会将精力放在‘i模式’等业务规模超过1兆日元(约合人民币 770亿元)的服务上。即使是规模只有100亿日元(约合人民币7.7亿元)的‘小业务’,也将认真做起、为实现增收增益打好基础”。 对于文章开头提到的Push-to-Talk这一新式服务的具体方案,在中村的脑海中已变得越来越清晰。将来如果这一方案得以实现的话,将有望成为包括更换手机及服务费的收入在内的新的利润增长点。 面临的课题是挖掘国内需求 导入Push-to-Talk服务需要解决的技术性课题,即配备该功能的手机的开发及通信网络的改造等,似乎并不是想象中的那么难。这就是为什么多家网络设备厂商在较短时间内便可开展Push-to-Talk服务的原因。这些厂商已经拥有包括提供Push-to-Talk服务时所需要的软交换机等成套系统产品的能力,这些设备一旦投入使用便可迅速开展服务。 移动电话服务的通信网络可分为两大类。第一类是美国Sprint、Verizon Communications以及NTT DoCoMo使用的基于普通公共线路网络延伸的网络。第二类是美国Nextel Communications那样的相当于MCA无线应用型的通信网络。一位精通无线通信的技术人员在接受《日经电子》采访时解释说:“最便于导入 Push-to-Talk服务的是后者。这是因为原有通信网的主要技术与Push-to-Talk相似。与后者相比,前者在新设服务器等方面要花费更多的准备时间和成本。尽管如此,如果能采用网络设备厂商的系统产品,可顺利开展Push-to-Talk服务。Sprint及Verizon两公司继 Nextel公司之后,已相继开始提供Push-to-Talk服务,这正是在采用上述产品的情况下才得以实现的”。 开展Push-to-Talk服务的首要问题在于满足合同用户的要求。对于开展商用服务的具体时间,中村社长在记者见面会上表示:“开展这一服务尚需时日,什么时候开始提供还不好说”。对此,前面那位技术人员分析说:“日本的通信运营商好象也认为只有在商业用途上才用得着Push-to-Talk.不过,如果只用于商业用途也只不过可获得数十万个合同用户。如果要形成一项业务,还需要向普通消费者提供有吸引力的服务、获得数百万个合同用户”。 能否给Push-to-Talk增加新的附加值、赢得普通消费者、在日本实现普及?NTT DoCoMo做出了肯定的回答、同时声称将在日本开通Push-to-Talk服务,可以说“中村新体制”已经开始启动了! |
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